更新日:2022年03月22日

ワインの保存方法

ワインは色々なお酒の種類の中でデリケートな部類のお酒になります。直射日光・高温多湿を避けて保存しましょう。
ここではワインの保存方法についてまとめています。参考にしてみてください。

未開封の保存方法について

ワインの保存に適した温度

保管庫に入れられたワイン

12~15度の涼しく、できるだけ温度差の少ない場所が適しています。
暑すぎる場所はワインの変質や劣化につながります。また寒すぎる場所だと長期間の保管で酸のバランスが変化し、味が変化してしまう事があります。
温度差が激しいとワインは変質しやすくなるので注意しましょう。

ワインの保存に適した湿度

湿度計

湿度は60~80%が最適です。
湿度が高すぎるとワインボトルのラベルやコルクなどにカビが発生してしまう可能性があります。
また乾燥しすぎているとコルクが縮んで瓶の中に空気が入り、ワインの酸化が進んでしまう恐れがあります。

光は天敵!

ワインボトルを紙で包む

光を当てないように保存しましょう。
ワインは光に弱く、日光などが原因で品質の劣化や「日光臭」という不快な臭いの発生につながってしまう場合があります。
直射日光などの光が当たる場所で保管するのは避けて下さい。
直接光の当たらない冷暗な場所で保管しましょう。
また、電灯や蛍光灯の光でもワインは変質してしまうことがあるので注意が必要です。
コルク栓の場合はキャップシール部分にラップを巻きそれから新聞紙のような紙でワインボトルを包んでおくというのもおすすめです。

振動に注意!

波紋

光ワインは振動を与えると酸化が進みやすく、品質に悪影響を与える場合があります。
できるだけ不要な振動が加わらない場所で保管してください。

ワインの置き方(姿勢)

横たわるワイン

湿度でも触れていますがワインボトルのコルクは乾燥すると隙間ができる原因になります。
ワインのボトルを立てていると、コルクが乾燥しやすく縮んでしまい、そこから空気が入りワインの酸化が進んでしまう恐れがあります。また、乾燥することで耐久性がなくなり、ワインオープナーを使う際にコルクがボロボロになり、抜くことができなくなってしまう場合もあります。
ワインボトルは、コルクの乾燥を防ぐためにも横に寝かせて保管するようにしましょう。
スクリューキャップについては立てて保管しても問題ありません。

コルク栓のワインは外部の匂いの吸収されるため、匂いのきついものの近くでは保管しないようにしましょう。

夏と冬のワインの保存方法の違い

夏場 夏場は昼夜の気温差が激しく、気温が30度を超えてしまうため保存方法には注意が必要です。野菜室で保存するなど対策が必要です。野菜室は冷蔵室よりも温度と湿度が高く夏場のワイン保存におすすめですが、購入したら早めに飲むようにし長期保存はできるだけ避けましょう。
冬場 冬場や比較的涼しい季節は、暖房が当たらない涼しい場所で保管しましょう。暖房を頻繁につけるような部屋では保管しないように注意してください。
雪国など一部地域や住環境により冷蔵庫の中の温度よりも室温が低くなる場合は、冷蔵庫の野菜室で保管することをおすすめします。冷蔵庫は、温度と湿度が低すぎる上、扉の開閉による温度変化も激しく庫内の匂いが移る場合があるので、野菜室での保管ををおすすめします。
また、夏のワイン保存同様、長期保存はできるだけ避けましょう。

大切なワインや長期保存する場合

棚に並べられたワイン

振動や光を遮断し適切な温度(湿度)管理ができる、ワイン保存専用のセラーを使用しましょう。
最近では、家庭用向けの人気も年々増えてきており、少量収納のセラーも市販されています。

開封後の保存方法について

飲み残したワインを上手に保存するには、できるだけ空気に触れないようにすることが重要です。
開封後のワインは酸化が進み、徐々に香りや味が損なわれていきます。
ワインの劣化を防ぐための方法をいくつかご紹介します。

抜いたコルクで栓をする

コルク

一番簡単にできるのは、抜いたコルクで栓をすることです。
2〜3日程度であれば、この方法で美味しさを保つことが出来ますが開封後は早めに飲む事をおすすめします。
コルクにラップを巻きつけてから栓をすると、より空気が入りにくくなります。

市販のアイテムを使う

密閉用の栓

ワインショップやキッチン雑貨のお店などで手に入る、密閉用の栓を使うのもおすすめです。
ポンプでボトルの中の空気を吸い、真空に近い状態にすることができるというもの。(手動タイプや電動タイプなど)

小さな容器に移す

ペットボトル

空びんやペットボトル、保存容器などに移し替える方法があります。ワインボトルよりも容器の中の空気量が少なくなるため、酸化のスピードを遅らせることが出来ます。
ポイントは注ぎ口ギリギリまでワインを注ぎ、できるだけ空気が入るスペースを少なくすること。
残ったワインの量に合わせて容器を選びましょう。

飲み残したワインは必ず冷蔵庫へ入れて、早めに飲み切るようにしましょう。
残ったワインは、料理酒として料理にも使えます。

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