真夏の太陽が降り注ぐ垣根圃場でのヴェレゾンへ向けての“ひと手間”

太田1圃場でのリーフカッター(摘心機)作業風景

2026年7月
「アルプス」通信

信州の短い夏が本番を迎えています。アルプスファームが位置する地域では、6月7日の梅雨入りから約1か月半。7月20日に、平年より1日遅い梅雨明けを迎えました。
連日35℃を超える猛暑のなか、アルプスファームの栽培チームは、秋の収穫に向けてもっとも重要な「夏の管理」に全力を注いでいます。今回は、美しい垣根圃場で行われているこだわりの作業をご紹介します。

果実を守る「雨除け」と、光を届ける「摘心」

太田1圃場 シャルドネのレインプロテクションの様子

垣根圃場では、デリケートな果房を雨から守るため「レインプロテクション(雨除け)」を設置しています。これにより、病害のリスクを抑え、健全なブドウを育むことができます。
また、この時期はブドウの生命力が旺盛で、新梢がぐんぐんと伸びます。私たちは「リーフカッター(摘心機)」を使い、定期的に枝の先端を止める「摘心作業」を実施。さらにトラクター後方の「フレールモア(草刈機)」で畝間の除草を徹底し、圃場全体の風通しと環境を整えています。

最高の1房に仕上げる3つのステップ

太田1圃場 カベルネソーヴィニヨンのリーフカッター(摘心機)による作業の様子

結実からヴェレゾン(ブドウの身が色づく時期)までの約2ヶ月間。ここでの“ひと手間”がワインの品質を左右します。
私たちは現在、以下の3つの作業を順次進めています。

1.果房管理
ワイヤーに絡みついた房を丁寧に解き、一房一房に日光が均一に当たるように調整します。これは防除作業の効率を上げ、病害虫を防ぐ効果もあります。
2.摘房
品質の劣る「岐肩(ぎけん)」や、収穫が遅れがちな「第3果房」を除去。残した房に栄養を集中させます。
3.除葉
果実周辺の葉を取り除くことで、アントシアニンなどのフェノール化合物を増加させます。高品質なワイン造りには欠かせない工程です。

「1新梢2房」への調整を終えた芦ノ田1圃場

芦ノ田1圃場 「1新梢2房」への調整を終えたシラーの様子

現在、シラーなどの品種では「1新梢2房」への調整を終えました。7月下旬から8月上旬にかけては、さらに細かい岐肩の除去や、除葉作業を行っていきます。
最高のブドウが、最高のワインになるその日まで。アルプスファーム栽培チームは、この暑さに負けず、愛情を込めてブドウと向き合っています。

生育の悪いものを落とすなどして新しい枝1本につき2つの房となるよう調整すること。

アルプスファーム 栽培チームより

アルプスファーム栽培チームの皆さん、厳しい夏の管理作業、本当にお疲れ様です!一つひとつの丁寧な作業が、秋の収穫の喜びにつながると思うと、今からワインの完成が待ち遠しいですね。引き続き、体調にはくれぐれも気をつけて頑張ってください。応援しています!

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