「はこだてわいん」の道南食材発掘プロジェクト『食とツナガル WINE』をご紹介します!

道南食材発掘プロジェクト『食とツナガル WINE』

創業50周年を迎えた「はこだてわいん」の課題

「はこだてわいん」は、2023年に創業50周年を迎えました。
ぶどうから造るカジュアルなワインから本格的なワインをはじめ、果物を原料としたフルーツワインは非常に人気の商品です。しかし、観光客が多く集まる飲食の場への販路が十分ではないこと、50年という長い年月の中で創業当初にあった「地域貢献」への強い想いの薄れといった2つの大きな課題がありました。
近年、道南エリアにはフランスのワイナリーや大手メーカーなどの競合がひしめき合っており、自社の強みを確立し、存在価値を高めるために「道南ならでは」の訴求力が必要だと考えました。

『ハコダテアンチョビ』プロジェクトへの参画

近年、道南エリアでマイワシが大量にとれるようになりました。地元では馴染みがない魚のため市場価値が低く、定置網にかかったマイワシはほとんどが食用ではなく餌にされる状況が続いていました。
味は間違いなく美味しいマイワシのフードロス問題をなんとか解消できないかと道南で飲食店を経営している齊藤シェフによりアンチョビを作る計画が発案され、「道南に新しい産業と食文化を作る」というビジョンのもと開発がスタートしました。

マイワシと塩、こめ油のみで作られている『ハコダテアンチョビ』
マイワシと塩、こめ油のみで作られている
『ハコダテアンチョビ』

「はこだてわいん」はこの活動の情報を目にし、ワインとアンチョビは相性の良い食材のため、『ハコダテアンチョビ』とのペアリングを提案することで地域の活性化や飲食への販路開拓に繋がると考え、『ハコダテアンチョビ』プロジェクトに参画しました。

『食とツナガル WINE』プロジェクトをスタート

「はこだてわいん」は50年目という大きな節目に創業当初の想いに立ち返り、改めて地域に貢献できる企業を目指そうと考え、道南食材発掘というテーマを掲げた『食とツナガル WINE』プロジェクトをスタートし、情報発信の場として専用ホームページを立ち上げました。
ホームページでは『ハコダテアンチョビ』の紹介や、オリジナルのレシピとそれに合うお薦めワインも掲載されています!

スパゲッティ プッタネスカ
『ハコダテアンチョビ』レシピ
スパゲッティ プッタネスカ

『ハコダテアンチョビ』とワインのペアリングのPR活動

『食とツナガル WINE』プロジェクトの取組の一環として、市内各地で試飲・試食イベントを実施し、『ハコダテアンチョビ』を使用したレシピとワインのペアリングを紹介しました。イベントでは、『ハコダテアンチョビ』の存在を知っていても調理方法などを知らなかった参加者たちが、実際にレシピとワインのペアリングを味わうことで『ハコダテアンチョビ』とワインをセットで購入するなどの成果も得られました。

『ハコダテアンチョビ』と「はこだてわいん」
『ハコダテアンチョビ』と「はこだてわいん」

当日は、レシピを閲覧できる二次元コードが印刷されたハガキ大のカードも配布しました。
そのようなPR活動により、ホテルへの『ハコダテアンチョビ』を使用したメニューの導入が行われ、それに伴いホテルの売店での「はこだてわいん」のワインの取扱いが開始されました。

今後の展望

『食とツナガル WINE』はマイワシだけでなく、「道南食材発掘プロジェクト」としてイカやマグロ、ウニやブリといった道南の食材を地域に貢献できるようなアピールをしていく取組です。今後はフードロスの観点からもペアリングの食材を増やしていきたいと考えています。

今回の取組は「国税庁のホームページ」でも紹介されています。

『食とツナガル WINE』サイトをみる

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