50年ぶりの異常気象?ぶどうの生育を見守る「鶴沼ワイナリー」の様子をお届けします!

鶴沼ワイナリー3月の圃場

2024年1月~3月
「鶴沼ワイナリー」通信

豪雪の中の2024年仕事始め
2024年1月5日 (金)

屋根から雪が落ちた事務所南側の様子
まだ屋根に分厚い雪が残る事務所北側の様子

2024年の仕事始めです。今年も宜しくお願いいたします。
鶴沼ワイナリーでは、年末年始に積もったワイナリーの事務所屋南側の雪は落ちてくれましたが、北側の半分はまだ落ちずに残っています。

欠かすことのできない除排雪作業
2024年2月3日 (土)

一面雪に埋もれた圃場
除排雪作業の様子

毎日のように雪は降っていますが冷え込みが和らぐ日が続き、圃場の雪は沈み込んできて積雪は1m30cmと例年よりも少なめです。それでも毎日欠かさず、除排雪作業をやるのが北海道の冬です。

神々しい日の出
2024年2月6日 (火)

雪景色の中に現れた神々しい日の出の様子

この時期の日の出は、白銀の世界が黄金色の世界となり神々しさを感じます。

50年ぶりの異常気象への不安
2024年2月13日 (火)

例年に比べて少ない積雪の圃場の様子1
例年に比べて少ない積雪の圃場の様子2

昨年はこの時期の積雪は2mを超えており、中柱がすっぽり雪に埋もれていましたが、今年はかなり少なめの積雪です。
日中はぐっと気温が上がり6.7℃、4月並みの気温となりました。札幌では55年ぶりに2月中旬に10℃超えとありがたい温かさですが、ぶどうの生育期間中に50年ぶりの異常気象になるのではないかと心配になります。服を着たり脱いだりできない、日向や日陰に移動できないぶどう樹達は、異常気象に対応できるのだろうか・・・と不安が大きくなります。

足を取られながらの融雪剤散布2024年3月8日 (金)

融雪剤が撒かれでこぼこになった雪面

融雪用の炭カル(炭酸カルシウム)を事務所周りに散布しました。新雪の部分がまだ柔らかく、思いのほか足が埋まりました。
黒い粒が熱を吸収して周りを融かし、平坦だった雪面がデコボコとなる事で表面積が増え雪解けが更に進みます。

季節を知る日没の位置
2024年3月29日 (金)

山の合間に沈む夕日

春分の日から一週間過ぎていますが、9月の秋分の日には日没がこの位置に戻ってきます。それまでは、向かって右側に移動しながら日没し昼間の時間がどんどん長くなっていきます。

次回は4月の圃場をお伝えする予定です。

※ 除雪と排雪の違いとは

除雪作業とは、道路に降り積もった雪を道路脇に寄せたり、わだちやデコボコを削って平らにしたりする作業です。 排雪作業とは、道路脇にできた雪山が大きくなり、道路幅がせまくなった場合に雪山を取り除く作業です。

齊藤農場長からいただいた2月6日の日の出の写真がとても素敵で心が洗われます。
実際現地でみると寒さを忘れる光景なのでしょうね。
除雪作業と除排雪作業の違いを初めて知りました。
4月のワイナリー通信も楽しみにしています!

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