北海道ワインより、6月の鶴沼ワイナリー情報をお届けいたします!

2023年6月
鶴沼ワイナリーの様子

6月3日:芽欠き作業

6月初旬の天気は春と初夏を行ったり来たり、最低気温が6℃台まで下がると家の中では、まだまだストーブが欠かせません。
圃場では芽欠き作業を開始。今年の収穫量を減らしていく作業にはなりますが、高品質なブドウを収穫する為には着果(花が咲いて実がつくこと)しすぎて樹勢が弱くなり、樹の寿命を縮めないようにするために行う、今秋そして10年以上先を見据えた大切な作業となります。

6月14日:草刈り作業 & キタキツネ親子に遭遇

ブドウの新梢は順調に伸びてくれていますが、圃場周りや町道の雑草はそれ以上に伸びています。
地域の一員として、そしてブドウ栽培に取り組む者の心構えとして、ブドウの手入れを止めてでも行う大切な草刈り作業です。

心身ともに癒してくれるキタキツネの親子に遭遇!ブドウの樹皮を食べる悪いネズミを捕食してくれるように元気に成長してほしいです。

6月17日:害獣被害 & 開花確認


朝の気温は7℃。
ぐんぐんと伸びる柔らかな新梢を食べに招かざる客のエゾ鹿親子で登場しました。
大切な新梢の先を食べてしまっています。樹形が崩れ収穫もできなくなる被害が生じます。


日中の最高気温は25℃を超えるようになりました。
今年最初の開花をMH・アムレンシス種で確認。今月に入り平年より、かなり高い気温で推移しています。
例年より、かなり早い開花になりました。

6月21日:芽欠き作業


どこまでも続く青空、夏至の朝を迎えました。
44回目の夏至を経験した44歳になるゲヴュルツの開花も、あともう少しです。芽欠きを行い樹への負担を軽くしてあげます。

6月23日:組入れ作業


気温が高く日照時間が長い日が続きロンド種の新梢は4段目を超え5段目のトップの線まで届くようになりました。
芽欠き作業と並行し組入れ作業も開始。
ここで組み入れをしてあげると今後は架線に自分の巻きひげを巻き付け太陽に向かって上へ上へと伸びてくれます。


色々な品種も開花期を迎えロンド種は満開です。

齋藤農場長、いつも圃場の情報をありがとうございます!
現地を訪問していると情報を聞くだけで鶴沼の圃場にタイムトリップでき、とてもワクワクしますね♪
害獣被害が拡大しないよう願っています。
これからの3か月、ブドウのお世話が大変な時期になりますが秋の収穫を楽しみにしています♪

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