きっかけは“うっかり”・・?岩手県の希少なブランド品種「はるか」のりんごワインをご紹介!

岩手県のブランドりんご「はるか」と「はるか」を原料とした「はるかりんごワイン」

岩手県の希少品種
「はるか」のりんごワイン

岩手県で誕生した「はるか」

川村果樹園代表 川村巌さんと「はるか」の樹
川村果樹園代表 川村巌さんと「はるか」の樹
「はるか」の花
「はるか」の花

みなさんは「はるか」という品種のりんごを知っていますか?
岩手県で開発された品種になります。

平成11年、岩手大学農学部の横田教授から川村果樹園を経営している川村さんが苗を譲り受け栽培をはじめました。
当初、「はるか」は見た目がよくないため人気がありませんでした。そのため横田教授が川村さんへ苗を持たせてくれたそうです。川村さんはその譲り受けた苗数十本を早速圃場に植え、大切に育てました。
横田教授が苗木を持たせてくれたのはどうしてだったのか真相はわかりません。品種登録前で、人気がないりんごだったため苗木の売れ行きも良くないためなのか、無料でくれたそうです。お土産みたいなものかもしれません。

平成14年に「はるか」と品種登録されたもののサビが発生しやすく、外観が良くなかったそうです。味わいの評判は悪くなかったが、売れ行きはいまひとつでした。

サビとは、遅霜などによりりんごの果皮の一部がざらつき茶色くなり、錆のように見える事です。

「はるか」が生産者に認知された“うっかり”なきっかけ

遮光度の高い二重のりんご袋
生食用と加工用に選別された「はるか」

「はるか」の栽培は無袋で栽培されていました。ある時、二戸の生産者が“うっかり”隣のりんごと間違って袋掛けをしたところ、果皮が肌触りのよい綺麗な淡い黄色になり密入りの食感のよいりんごになったそうです。
その後、消費者に「はるか」の味わいが評判となり岩手県を代表するブランドりんご品種となり、県外まで知られるようになったようです。ただ、栽培に手間のかかる品種のため生産量は増やせず、現在も希少で高価な品種となっています。

貴重で特別な「はるか りんごワイン」の誕生

川村果樹園の皆さん
川村果樹園の皆さん
風味には遜色のないワイン加工用の「はるか」
風味には遜色のないワイン加工用の「はるか」

川村さんは現在年間10数トン「はるか」を栽培し収獲しています。個人での生産量としては多い量です。
また川村さんはぶどうの栽培もされており、「岩手くずまきワイン」では20年以上前からワインの原料のぶどうを仕入させて頂いておりました。2022年からは、特別に「はるか」も分けて頂けるようになりました。
川村さんも「はるか」のワインは楽しみだねと言ってくださいました。ワイン用のりんごは見た目がよくないですが風味や味は遜色ありません。

はるか りんごワイン

岩手くずまきワイン

はるか りんごワイン
はるか りんごワイン

味わいの特徴は密のような甘さと爽やかな甘い香りです。真冬に丹精込めてじっくり醸して造りました。

タイプ
味わい 甘口
アルコール度数 8%
容量 500ml
販売価格 1,725

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